寒明の雨、九州の海岸を行く 2012/3 九州
 

2日目 2012年3月18日 雨の大分県を南下

このあたりで夕方になって、食事に出かける予定だったのだが、まだ15時にもなってない。

十分佐賀関まで行って帰ってこれる時間があるので、国道217号を関岬へ向かった。

この風景が見える関崎海星館が入場無料になっていて、館長と旅の話をしながら過ごした。速吸の瀬戸は雨が止んでいた...

うっすらと佐田岬が見えていた。ゆうぐれの関崎海星館の写真はこのリンクを御覧ください。

いままで行ったことがなかった西参道にある呉橋に行って見ることにした。(なんせ時間を持て余してるので...)

なかなか雰囲気のある橋だったけど、橋脚だけはコンクリでイマイチ。

宇佐神宮は日本人なら一度は訪ねてみたい神社だろう。神社の格式から言って、伊勢神宮の次くらいの位置にある。なんせここのご神託で次の天皇が決まるくらい(宇佐神宮神託事件)格式は高い神社なのだから。

伊勢神宮ほどではないが、とにかく広大な神社である。

雨霧の中を下宮、上宮の順で参拝していく。なんとなく厳かな気持ちになっていく。

やっぱり自分は日本人なんだよね。と感じる瞬間。

途中、大分松岡PAで作戦を立てて、臼杵に出来たという温泉に行ってみて、そのあと臼杵には何度も行ってるのに行ったことなかった臼杵の石仏を見に行くことにした。

温泉は行ったけどイマイチで写真も撮っていません。そして臼杵の石仏にやって来ました。

ちょうど降りしきる雨の中、梅が咲きていました。

臼杵石仏(磨崖仏まがいぶつともいう)は平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたもので、規模、数量、彫刻の質の高さ有名な石仏群。磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定されたそうです。

現在は立派なお堂のなかに収められていますが、昔は殆ど放置の状態だったらしいです。

ここにも三脚並べたカメ爺多数でした。あーだこーだ注文つけられながら記念撮影させられました(^-^;

10時ころまで宇佐神宮に居たが、南へ向かって出発。県道658号、42号、24号経由で別府に出る。どれも快走路で気持ちよく走った。

別府は休日だけに雨でも人が多い。渋滞に巻き込まれながらも鉄輪温泉神和苑を目指したが、この日は日帰り入浴をやっていなかった。残念無念である。ここの温泉入りたかったのに...

明礬温泉でもよかったのだが、人の多さに嫌気がさしてきたので、別府ICから大分道で一気に南下することにした。

天気予報は九州全域雨。全く晴れの可能性がないようなお天気キャスターの口ぶりで、実際その通りの天気になった。

福岡から大分県を目指して南下。明日の天気を信じてリエゾン区間を行くような旅をはじめた。

望遠レンズで佐田岬を引き寄せてみると、佐田岬灯台が確認できた。

さて、時刻は17時。予約をしていた割烹料理屋に向かった。臼杵のふぐと言うと、春光園と山田屋だと思うのだが一人客ってのはどうしても嫌われるのか今まで一人で予約が取れたことがない(混んでたせいもあるのだが)。

今日は評判がよさそうな「みつご」というお店を予約していた。

関崎海星館を離れて、少し県道635号を下って行く。パーキングにクルマを停めて灯台へ向かって歩く。

雨の日ここに来る人なんていないと思っていたら先客が一人いたのですこし驚いたが、すぐにどこかへいなくなってしまった。関埼灯台の門の前まで来て、灯台を見上げたら青空が見えてきた...

2日目の朝はしっかり雨。というか土砂降りに近い雨だった。

国道10号線はできるだけ走りたくないので、県道25号海沿いをできるだけ走って、椎田道路経由で京築アグリライン、宇佐広域農道を乗り継いだが国道10号より早かったは怪しいもんだ。

ちっとも雨は小降りにならないけど、宇佐神宮に寄ることにした

国宝の本殿には多くの参拝客がいた。

この宇佐神宮の参拝は、左の一之御殿、中央の二之御殿、右の三之御殿の順に二礼「四拍手」一拝 が作法なのだ。

朱に塗られてとてもそれほど古い建物とは思えないのだが、一之御殿は725年の建造物らしい。

ほんの少しの青空でも、見えると嬉しいものだ。

明日の旅への希望になる。大好きな関埼灯台から速吸の瀬戸を見下ろして時は過ぎていった。

そろそろ臼杵に戻る時間になっていた。今日は奮発して臼杵名物のふぐを食べるのだ。

県道635号の南側はいわゆる険道だけど、好きな区間。

訪れた人が一番驚くのが黒ヶ浜の外れにあるこの区間だろう。

ここはちょっとした波が来るだけで簡単に波を被ってしまう。オープンで駆け抜けるのが信条だが、雨の天候と言うのもあってクローズのまま進む。意外に海は穏やかで、波を被ることは無かったのだ。しかし路面は格段に良くなった。このあたりの石は鋭利で以前はよくタイヤに突き刺さったんですよね。

食べきれないくらいのふぐづくし。ちょっと食べきれなくて残してしまった(^-^;

しかし、ふぐって魚はなんでこんなに美味しいかね。薄造りにしても、焼き物にしても、唐揚げにしても、寿司にしても...

どう食べたって美味いじゃないか。

最初たのんだコースは白子の焼き物が入ってなかったので、コース変更してもらった。これが美味いのなんの。

焼き物は更にボク好み。薄造りより好きだな。しゃぶしゃぶは別に食べる価値なし。唐揚げは美味いけど、スパイス効いててふぐじゃなきゃって感じはしなかった。最後の雑炊は...至福のお味でした。もうこれ以上食べれないってとこで出てきたんですが、ここまで美味いと楽々二杯完食できました(^-^;

この日は臼杵駅前のいつも泊まる常宿、クレドホテル臼杵に宿泊。温泉じゃないけど大浴場もある安くてキレイなホテルです。駐車場はこのように駅のロータリーの真横にあります。