北東北をめぐる旅 2011/6 東北
 

2011年6月10日から6月12日雨の中、北東北へ向かった。

青森まで行けば天気は徐々に良くなる感じだった。

旅の前半は温泉を楽しんで、天気の回復を待つことだけ考えて走り始めた

最初はどこへ行こうか...

1日目 2011年6月10日 雨降る中、北へ...

首都高5号経由でC2、S1と走って東北道に入る。いつもの深夜の移動だ。

蓮田SAで給油したのが3時。いつもの東北行きよりゆっくりとしたスタートだった。

明け方5時の東北道。被災支援用に運ばれている船だろうか?被災支援に向いてるような船には見えないが…

盛岡インターチェンジで東北道を降りて、国道46号を秋田方面に向かう。


雨が激しく降ってきたのは、雫石付近。

仙岩峠を越える。

天気は一向に回復しない。

トンネルを越えると田沢湖だが、こりゃ田沢湖観光は全く意味がなさそうだ(^-^;

秋田新幹線こまちと並行して走る。

新幹線が開業する前、ここは田沢湖線だった。仕事で毎週大曲まで行っていた頃を思い出す

鶴の湯でいつも思うのは、本陣なんて名乗らないほうが良いのにってこと。殿様が使った温泉とは言っても、本陣とは本来意味が違うし、だいたいこの茅葺きの建物(登録有形文化財)は警護の武士が泊まったのだという。

まぁ、そうは言ってもこの雰囲気はなかなか他の温泉にはない素晴らしいものだ。一度冬に来たいものだ。

休日なんかに来たら、芋洗い状態なのだが、どうですこれ? 貸切です。

約一時間くらい乳白色の温泉を楽しんだ。

中の湯と露天風呂にしか入れなかったけど大満足。

素朴な膳に

お腹も満足。味も大満足の昼食でした。

山の芋鍋は素朴でとびっきり旨いという類のものではないが、この岩魚はちょっと記憶に残る美味しさでした。

外に出ると雨が止んでいた。鬱蒼としたブナの林のなかが気持よかった。

秋扇湖東岸の道を行く。

旧道は曲がりくねっていたが、新道は快適そのものだ。

湖畔を走って奥入瀬へ向かう。

宇樽部トンネルが出来て、今は立ち寄らない人が多くなってしまった瞰湖台に向かった。

ホントならこういう風景が見れるんだけど、この日は霧の中でした(^-^;

いつも気になるキリストの墓の行先表示。うそ〜んと言いながらいつも通り過ぎます(^-^;

つい先日スーパージャンプの連載マンガにも取り上げられていたらしい。(読んでみよ)

奥入瀬はもうかなり暗かったので、そのまま森林浴を愉しんで駆け抜ける。

そして今日の宿である蔦温泉目指して国道103号を駆け上がる。

蔦温泉は、この森の中にある。

泊まるのは初めてです。

部屋は別館です。

60段の階段が蔦温泉の名物です。さすがに荷物を仲居さんに運んでもらうのは気の毒なので自分で運びます。

お部屋はある意味蔦温泉で一番眺望のいい部屋です。

歩いてきた階段はこのとおり。ここは秋紅葉の頃来るとカメムシが大量にいるそうです(^-^;

そして温泉を愉しみます。

久安の湯は人がいたので写真は撮れませんでしたが、泉響の湯のほうの写真です。

浴槽から梁までの高さが最頂部で12mという空間、そこに響く泉のせせらぎのような音が素晴らしいです。

そして11時頃鶴の湯到着。

温泉を愉しむとしよう。

雨で人も少ないし、この秘湯をたのしむにはベストなのかもしれません。

国道341号、秋田県道127号194号と走って、鶴の湯温泉へ向かうダートへ進む。

これがZ4Mだとかなりつらい(^-^;

すごい振動。修行である。

すっかり、お腹も減ったので、林道を戻って鶴の湯別館山の宿へ。

ここで鶴の湯名物の山の芋鍋膳を食べるためである。

囲炉裏に火を入れて、山の芋鍋を頂く。

最高に美味かった岩魚の塩焼き。

5,6月が旬の岩魚を最高の焼き加減で食べれたよ。

国道341号を北へ!

少し霧に煙っているが雨は降っていない。

ここからオープンで走ろう。

幌を開けた

八幡平にやってきたが霧の中だった

それでも樹海ライン、アスピーテラインを走りまわる。写真も撮らずにだたオープンで駆け抜けるだけだ。

とにかく、マイナスイオンを浴びながら走ることが気持ちいい。

アスピーテラインから国道341号に戻って、鹿角の街に降りてきたら晴れてきた。

陽射しで顔が痛いほどだった。

鹿角から県道66号経由で国道103号で十和田湖へ向かう。

天気が変わる前に十和田湖へ着きたかったので、大湯環状列石(日本のストーンヘンジ)は今回はスルー。

たどり着いた発荷峠は既に雲の中だった。

残念だ。晴れていれば残雪の八甲田がよく見えるはずなのだが

こんな感じで、残雪の八甲田が見えたのは2006年6月の旅だった。

湖面も穏やかで美しい。

発荷峠から一気に湖畔まで降りてきた。生出の交差点にクルマを止めてしばし休憩だ。

ここから見る風景はボクのお気に入りだ。

風景はイマイチだったので、ブナの林の中でZ4Mを撮った。

これまたボクの写真の腕がイマイチ(^-^;

この森の中を走るのは、一番の楽しみだ。

とにかく気持ちいい。

蔦温泉の風呂は源泉の上に浴槽があり、ぶな材を使用した湯船の底板から湧き出す素晴らしい温泉です。

ここの温泉は清々しいというか、気持ちがすぅっとするやさしいお湯です。本当に好きなお湯です。

蔦温泉でも岩魚が出ました。やはり時期的に一番美味いなぁ。

ここはほとんど携帯電話が入りませんが、駐車場や食堂と別館ではなんとかドコモならアンテナが立ちます。

また吉田拓郎の旅の宿と言う曲は蔦温泉の66号室がモデルなんだそうです。

温泉三昧でこの日の旅は終わりました。