毎年恒例となった、年に1回の北海道の旅。
9/6 AM0:00に出発した旅。9/16 AM3:00に東京へ帰還しました。
いつもどおりの行くあてのない旅。と言えば、聞こえはいいが、適当で無計画な思いつきの旅。
あちこち走って、今回の走行距離はちょうど6,000Km。
今年もまたすばらしい風景に出会えました。

プロローグ

金曜日のうちになんとか出発したかった。

雑事がそれを許してくれない。

やっと仕事を片付けて家に帰り、
いつものバッグに荷物を詰め込む...

Z4Mに乗り込み首都高速2号線に入る。

サイドウォールに埋め込まれたライトが続く道は...

非日常へのワープのようだった...

夜明け近くの東北自動車道。

大型トラックが続く横をすり抜けていく...

疲れが睡魔を呼んでくる。

サービスエリアに入って、気を失ったように寝る。

何度それを繰り返したかわからない。

夜が明けた。東北道は岩手県から秋田県へ...

安代ICから鹿角八幡平ICまでは橋梁工事で、上下線の対面
通行になっていた。


まだ大きな雲は空に浮かんでいるが、天気は回復してきた。青空が見えると眠気もどこかへ行ってしまう...

十和田南ICで東北道を出て、国道103号で十和田湖へ向かうことにしよう。

殺風景なフェリーターミナルで何時間も待つのは苦痛だから...

県境のカルデラ湖に立ち寄る

青函航路で北の大地へ渡る...

北海道へ渡る前に、十和田湖へ立ち寄るのが恒例となっている。ただし、晴れていればの話だ。

十和田南ICから国道103号で紫明亭展望台へ向かった。

雲は多いものの晴れ間が見えた。

NikonD3を持ったカメラマンが、雲が流れ、晴れ間が広がるのをずっと待っていた。

発荷峠に下りていっても雲は相変わらず厚かった。

陽の光が届かず、湖面の美しさは冴えない。

湖畔まで下りて行くと、交差点にパーキングがある。

船の時間まではまだまだあったので、ここにクルマを停めて付近を散策した。

すこし雲が流れたのか、西の空は青が広い。

十和田湖で一番の風景が見られる瞰湖台へ向かった。

最近、国道103号のバイパスである宇樽部バイパスが出来たので、看板をよく見ていないとこの展望台へ向かう道を通り過ぎてしてしまうことになる。

バイパスが出来たせいでメンテナンスが落ちたのか、路面は荒れて、木の葉もかなり積もっていた...

瞰湖台から十和田湖を見下ろす...

湖面が照らされないのでイマイチ地味な感じ。

それでも雲を映す湖面は美しい...

思い返せば、2006年に北海道へ渡る前に見た風景は今でも忘れないほど素晴らしかった。

例年期待しているが、なかなかそれを上回る十和田湖の風景と出会えないでいる...

天気も悪いのに奥入瀬などに寄ってのんびりしていたら...おぅ!フェリーの時間に間に合わないかも...

急いで青森市内へ向かうが、フェリーターミナルへは60Km以上ある。

出航に間に合うか微妙だったが、なんとか、出航30分前に到着。チェックインして、そのまま即乗船となった...

しかし...高速船は閑古鳥が鳴いていた。

鳴り物入りで登場した世界最大/最高速の双胴船フェリーだったが、これほど不人気じゃぁ廃止されるのも致し方なしかな...  

まぁ、東京からの高速代、ガソリン代に、プラス26,000円払って青函航路をチョイスする理由はあまり無いのかもしれない。

青森出航後上空にはまだ青空があったが、夏泊半島、下北半島は雲の中。

Z4Mのセキュリティが振動で作動して、船内放送で呼び出された。これまでフェリーの振動で作動したことは無いのだが、高速船ナッチャンの振動はかなりのものだな。

外の風景を見ると、最高速36ノットで海の上を進む船というのはなんとなく違和感がある。

船のスピードと言う感覚ではない。海岸線を走るクルマから海面を見るような感じだった。

船内は味気ないシートがならぶ。本当は旧式フェリーに乗りたかったのだ。朝か夜しか今は運行されていない。平館海峡、津軽海峡の絶景を期待した、今年の船旅も期待はずれだった...

函館に着いて、毎年使っているENEOSで給油。リッター177円。そして、ホテルに早めにチェックインしてベットに倒れこんでしまった... 

1時間ほどで腹が減って目が覚めた。朝から何も食べていなかった。明日は早朝出発するので、コンビニを探して(場所は良く知ってる)弁当を買ってくるつもりだったのだ...

しばらくするとなぜか目の前に、今日解禁になったというぼたんえびのにぎり鮨があった...

フェリーの中でOh!さんと電話して、今日はコンビニ弁当でも買って寝るよ~っと言っていたのだが、見事にコンビニの前をスルー、「はこだて 鮨金総本店」のカウンターで我に帰った...

ここの鮨が、美味いのなんの...

最初に食べたさんまが美味かったので、2回目を頼んだら、板さんが...「さんまの代わりにこれを食べてください。不味かったら御代は要らないよ!」

と言って、出てきたのはいわしである。うーん、これは...美味い!うますぎる。鰯は小骨が多いのでそれを丹念に抜いてある。仕事がひかる一品だった...

大満足で、鮨金総本店を出た。御代は東京の1/5くらいだろうか。

酔い覚ましにかつての青函連絡船 摩周丸まで歩いた。

函館に来て、毎年同じルートを歩いている...

函館山は厚い雲に覆われていた。

旧国鉄のマークが懐かしい連絡船。

港に来て船の近くにいると、海を渡ってきた実感が湧いて来る。北海道ってのは、自分にとっては言葉の通じる外国のような感じがする。

気温はさほど低く無く、ポロシャツ一枚で十分だった。

ウッドデッキのベンチに座って、旅に出た開放感を感じていた。

さて、旅だ...

明日はどこに行くんだろう?だれが決めてくれるんだろう。行き先は何も決まってはいない...

函館の夜

1日目 2008年9月6日 北の旅へのプロローグ